連続講座

1つのテーマを基に、同一講師による連続公演です。                                                 2024年までに、「九州の思想」「日本の近代化過程と九州」「上海・東亜同文書院と九州ー 戦後に延びるジャーナリスト人脈 文化大革命報道、国交正常化報道から」を実施しました。これからも社会性のあるテーマを探求していきます。

講演会

連続講座と違って定期的ではなく、その時その時の起こった出来事や地域の課題、注目されるアーティスト、スポーツ選手など会員の皆さんが聞きたいと思われるテーマや講師を選び、講演を依頼します。講師は会員、非会員を問いません。政治、経済、社会、文化、スポーツなど幅広い分野から人選します。月に1回は開催する予定です。 ペン倶楽部の講演会ですので、双方向性を大事にして、聞きっぱなしではなく講演後の質疑応答に特徴を持たせたいと思っています。会員の皆さんから講演者の推薦もお受けします。4月は倶楽部開設記念講演になります。講演日時と講演者が決まったらすぐにお知らせします。

研究ノートから

最近中央、地方を問わず、様々なメディアに登場し注目を集めているのが地域の大学や研究機関の学者・研究者の知的水準の高さです。コロナ禍が拍車をかけた社会の大変革期にこうした専門家の存在は地域にとって大きな資産であり、その発表の場もますます必要になってきます。 研究分野も地方の歴史、政治、経済、社会、文化にとどまらず、人類学から農業、医学、音楽など世界的な視点、水準からの研究が相次いでいます。しかも、これまでのような論文スタイルではなく分かりやすい言葉で書かれている書籍も目立ちます。こうした研究者の紹介や生の声を聴く場づくりにも取り組みます。

地域メディアはいま

福岡ペン倶楽部の設立目的の一つに「ジャーナリズムの復権」があります。ジャーナリズムの現状と未来に対して自らの反省も含めて「このままでいいのか」という強い思いを抱いています。新聞、雑誌、テレビ、ラジオのマスコミ4媒体はいまや「旧メディア」と呼ばれ、インターネットによるSNS(会員制交流サイト)が世界の世論形成をリードしつつあります。また、週刊誌が政官界を揺るがすスクープを連発しています。コロナ禍も加わる「メディア大乱」のなか、地域ジャーナリズムを担う新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などの報道を読み込み、評価すべき記事や番組を紹介する一方で、課題も大胆に指摘したいと考えています。

書評コーナー

福岡、熊本は全国的にも元気のいい出版社が多い地域として知られています。明治維新から大正、昭和と日本の近代化を背負った九州の思想家、政治家、文学者、宗教者、芸術家たちが築いた知識の蓄積と歴史を物語っています。明治以降だけでなく、縄文、弥生から古墳、平安、鎌倉、室町、戦国、江戸と続く日本の歴史で九州は常に重要な位置を占めてきました。 その集積の表現者として九州の出版社が生き続けているのです。平成、令和になってもそれは変わらず、ユニークな出版が全国の読書界の話題を集めています。小さな書店が次々と消えてゆくなか、地域出版社の書籍紹介もペン倶楽部の重要な仕事です。

古本書房

会員の多くはたまった蔵書の扱いに悩んでいます。読み終わった本以上に購入したものの数ページしか目を通していない本が何冊あることか。その一冊一冊に思いはあるものの、捨てるわけにもいかず、かといって二束三文で業者に渡すのも本に申し訳ない気がしている方も少なくないはずです。 そこでペン倶楽部が「古本書房」を開きます。事務所に本棚を置き、値段を付けてください。どなたの本で誰に読んでもらえるのかが分かり、本も喜んでくれるはずです。いわゆる「古本市」はあちこちで開かれていますが、会員相互で一冊の本を間に新たな交流が始まることを期待します。

サロン「FUKUOKA PEN」※現在閉鎖しております

またオープン次第、ご案内いたします

国際インタビュー

九州は古代から国際交流の盛んな地域として知られています。現代もアジアの12カ国・地域をはじめ30近い世界各国の公館があります。福岡市には中国、韓国、タイ、ベトナムの総領事館があり、その大半は福岡県内に配置されています。長崎県にオランダとチリ、鹿児島県にブータンとスロバキアが名誉領事館を設置するなど地域の歴史と個性を感じさせる展開になっています。 いずれも東京経由だけでなく自国と九州の経済、文化、人材交流を直接行うことが目的ですが、情報発信や会見の場が少なく、メディアへの登場も限られています。ペン倶楽部としてプレゼンテーションと交流の場を提供します。