投稿者:岸本 隆三

 次の日曜日(10日)までという人もいるようだが、ひとまず、大型連休が終わった。毎日が日曜日の年金生活者にとって混雑する連休に出かけることもあるまいとジムのプールでの水中歩行など日常の繰り返しで過ごした。
 それでも4日、福岡市・天神の大丸福岡天神店で開かれていた読売巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督をしのぶ展覧会「長嶋茂雄追悼展 ミスタージャイアンツ 不滅の背番号『3』」(読売新聞社など主催)が6日で終わると、急遽駆け付けた。
 展示のバット、グラブ、ユニホーム、ヘルメットなどは初めてだが、写真や映像は、ほとんどが見たことのあるものだ。ファンとして半世紀以上も応援、見続けてきただけに、そう新しいものがある訳はないのだ。しかし、何度見てもかっこいいのだ。同展の写真集と雑誌「文春ムック長嶋茂雄 太陽の軌跡」を買ってしまった。雑誌はほとんどがこれまで週刊文春や文藝春秋に掲載された原稿を集めたものだが、何か読んだことがあるような、ないような、しかし面白く、今読んでいる。
 同展は写真集によると、3月、東京会場に始まり、福岡市が2か所目。来年5月までに大分、鹿児島市を含む13会場で開かれる。
 4日はちょうど博多どんたくの2日目。どんたくで天神に出たのは10数年ぶりだと思うが、市役所、天神中央公園を中心とした天神一帯の人出は見たことのないすごさだった。とにかく歩道は人があふれそうだった。ビルも大きくなっているが、人出も劣らず多くなっているようだ。本当に驚いた。
 ドジャースの大谷のテレビ観戦は続けたが、連休中は本当に打たなかった。あまりに打たないから新聞の切り抜きをしながらの観戦になってしまった。真面目というか一生懸命に見たのは2日、東京ドームで行われたボクシングの世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチの中継だ。
 世界の強豪を撃破、すでに伝説になりつつある統一王者井上尚弥(33)に元世界バンタム級2団体統一王者の中谷潤人(28)の対戦。
 日本人同士のうえ、米国専門誌「ザ・リング」が全階級を通じて最も優れた選手を選定するランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の2位と6位(井上は2度1位になり今回の対戦後3度目の1位、中谷は7位)、さらに両者とも32戦無敗。日本人絡みのこんなビッグマッチは知らない。
 スポニチなどによると東京ドームの最も近い席で33万円など5万5000人の席のチケットは4月で完売、中継はネット配信で視聴に課金されるペイ・パー・ビュー(PPV)は前日まで6050円、当日7150円。ファイトマネーも巨額で井上は数十億円、中谷は数億円と言われている。何もかもが、日本初か最高だろう。
 ネットが不得手でよく分からない。若い人にすでにネットフリックスなどと契約かそのぶらさがりに設定してもらっている。
 2014年12月30日の東京体育館でのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチを地上波のテレビ中継で見て、井上を知りファンになった。デビューから8戦目の井上(当時21)が、チャンピオンですでに11度防衛している伝説の男・ナルバエス(同39、アルゼンチン)に挑戦、2回KO勝ちした。それからあれよあれよという間に2階級で4団体統一王者となり、現在も防衛を続けている。最近では、試合は地上波で中継されることはない。前回も若い人にネット配信を手当てしてもらい、今回も前日に6050円で設定してもらった。高いと感じたが、それだけの価値はあると思った。
 中継は昼間からやっていたようだが、前座が長いので夕方から若い人に来てもらった。メインの2つ前が井上の弟の拓真と井岡一翔とのWBC世界バンタム級タイトルマッチ。これはメインでもいい対戦、セミファイナルの8回戦があり、いずれも判定での後、やっと世紀の対戦だ。専門家はいい試合だったというのだが、私みたいな素人は判定だけに、少し物足りなかった。井上は前回も確か判定で、勝ちに徹するとなかなかKOにはならないのか、実力が接近するとそうなのか、いずれにせよ次はKOをやっぱり見たい。
 ネットフリックスが3月に開催された野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」が独占配信して地上波で中継されなかったことから文部科学省と総務省で有識者会議を設置するという。
 そうした中での今回のタイトルマッチ。残念だが、金も流れも完全にもう地上波にはない。有識者会議はどうするのか、ロサンゼルスオリンピックはどうなるのか、井上の今後とともに注目している。(5月7日)